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ネイティブも実際に使う!シーン別英語フレーズ20選

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少しずつ復活の兆しを見せる海外旅行。コロナ明けにはあの国へ行きたいなぁ…なんて、妄想を膨らませている方も多いのではないでしょうか。女性のリカレント教育(学び直し)のなかでも、とくに人気を集めているのはやはり「英会話」。便利なフレーズをいくつか知っているだけで、海外旅行やビジネスシーンでおおいに役立ちます。本記事では、海外で実際に使われる英語フレーズを“ネイティブ”がセレクト。シーン別にご紹介していきます。

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コラムサマリ

1. 正しく通じないかも⁉ネイティブが戸惑う「教科書英語」

2.【シーン別】現地でも通じる!海外旅行シーンで使える英語フレーズ7選

3.【シーン別】初心者が知りたい、ビジネスシーンで使える英語フレーズ10選

4. アレンジ自在!知っておくと便利な文法3選

目次

本文

正しく通じないかも⁉ネイティブが戸惑う「教科書英語」

世界111の国、地域に住む210万人を対象にしたEF Education Firstのデータによると、日本の英語能力指数は81/111位。アジア内での順位は14/24、総合的な能力レベルは「低い」と位置付けられています。

日本では短くても中学校から高校まで、長ければ小学校から大学まで10年以上英語を学ぶもの。にもかかわらず、日本人が英会話を苦手とする背景には “教科書英語”が関係しています。日本人にとっては馴染み深い「Pardon?」や「I’m fine, thank you. and you?」なども、実は現地ではあまり使われない表現のひとつ。けっして間違いではないのですが、ネイティブがカジュアルなシーンで使うことは少ないのです。

せっかく大人になって英会話に親しむならば、実際に現地で通じるフレーズを学びたいもの。さっそく、ネイティブが使うフレーズをマスターしていきましょう。

【シーン別】現地でも通じる!海外旅行シーンで使える英語フレーズ7選

I'm here for sightseeing.(観光で来ました)

海外旅行の最初の関門といえば、そう入国審査。渡航の目的を聞かれるので、「sightseeing」や「business」など適切な目的を伝えましょう。より簡単に、「For sightseeing.」としてもかまいません。

I'm not used to speak English.(英語を話すのに慣れていないんです)、I'm sorry if my English is difficult to understand.(もし私の英語が理解しづらければすみません)

日本語対応のお店も増えたとはいえ、メニューまで英語オンリーの場合も多いもの。少しは話せるけどたどたどしい…。そんな英語を聞き取ってもらうためにも、スタッフに最初に一声かけておくと安心です。

Where can I buy a ticket for 〜〜?(〜〜のチケットはどこで買えますか?)

バスや地下鉄、映画やコンサートなど、チケットを買うときに役立つ万能フレーズ。あわせて、「(unlimited rides)乗り放題」や「valid for 3 days(3日間有効)」など、観光シーンでよく使われるチケットの表現も覚えておきましょう。

Thank you very much for your help.(助かりました、ありがとう)

普段馴染みがないからこそ、チップを渡す瞬間は少しドキドキしてしまうもの。シンプルに「Thank you.」でもかまいませんが、とくに親切にしてくれたときや難しいことをお願いしたときなどは、“あなたの助けのおかげで”を付け足してめいっぱいの感謝を伝えましょう。

Excuse me. Where is the restroom?(すみません、お手洗いはどこにありますか?)

海外旅行中、トイレが見当たらず慌てることもしばしば。探しても見つからない場合は周囲のスタッフやお客さんに聞いてみましょう。トイレと言いたいところですが、アメリカ英語において「toilet=便器」となるので、「restroom」を使いましょう。なお、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでは「toilet=お手洗い」となっています。

Which one is not sold in Japan?(日本で販売されていない商品はどれですか?)

海外旅行先では、日本未入荷の貴重な商品が取り扱われていることもしばしば。商品名を尋ねてもいいですが、まとめていくつか見たいときにはこのフレーズがおすすめ。出された商品とは別のカラーやサイズを見たいときは、「Do you have any other colors(sizes)?(他にはどんな色/サイズがありますか?)」と伝えましょう。

I'm from Kanagawa, Japan.
It's located nearby Tokyo.(私は日本の神奈川県出身です。東京の近くに位置しています)

どこから来たのかを問われたとき、「I’m from Japan.」だけでも良いのですが、さらに踏み込んで都道府県まで付け足すとより会話が弾みます。地名を変えて、アレンジしてみてくださいね。

【シーン別】初心者が知りたい、ビジネスシーンで使える英語フレーズ10選

ここからは、ビジネスシーンで使えるフレーズをご紹介します。先ほどよりも少しだけ難易度が上がりますが、覚えやすいフレーズばかり。言語の壁を越えて、コミュニケーションを弾ませましょう。

Let’s get started.(さぁ、始めましょう)

会議前の合図として使いやすいフレーズ。「Let‘s started.」でも間違いではありませんが、get +started(過去形)とすると、“準備して始められる状態にしよう”という意味合いになります。

I'm glad to hear that.(それを聞けて良かったよ)

嬉しい報告や幸せな話を聞いたときに使える、ポジティブなフレーズ。はじまりを「happy」や「good」に置き換えると表現の幅が広がります。

Please correct me if I'm wrong, 〜~(もし間違っていれば指摘してほしいのですが)

相手になにかを確認したいとき、相手に反する話を始める前に使えるお決まりのフレーズ。一見低姿勢に思えますが、へりくだったニュアンスというよりは相手の意見について言及する際や、決め切った言い方をしたくないときなどに使用されます。

With all due respect,~~(失礼ながら申し上げますと)

ビジネスシーンでは相手に意見しなければならないシーンも多いもの。相手との関係性を考慮しながらもしっかり意見を述べたいときは、このフレーズがクッション言葉になります。“respect”という言葉のとおり相手への敬意が含まれており、日本語の「恐縮ですが」に近いニュアンスをもちます。

Could you inform me of the current status?(現在の状況をお知らせください)

仕事の進捗を聞きたいときに使えるフレーズです。教科書で習う「Could you tell me~」が思い浮かぶかもしれませんが、これはややフランクな表現。ビジネスシーンやフォーマルな場所では「inform」としましょう。

I hope you were doing well.(お元気にお過ごしでしょうか)

お世話になった上司やクライアントに久しぶりに連絡するとき、相手の近況や健康に気を配るのは英語圏でもマナー。「How are you?」と聞きたくなりますが、かしこまったシーンではこちらのほうが適しています。日本語でいう「ますますご健勝のことと存じます」「ご清祥とのことお慶び申し上げます」に近いニュアンスです。

I'm very glad to meet you.(あなたにお目にかかれて嬉しいです)

初対面の挨拶で相手への敬意を示したいときは、まずこの会話からスタート。相手から先に言われた場合は、「同じフレーズ+too」で返しましょう。

I ’d really like to , but I have my hands full with ○○.(ぜひそうしたいところなのですが、○○で手一杯なのです)

仕事の依頼や飲み会への誘いを断るとき、「No」を使うとかなりぶっきらぼうな言い方になってしまいます。相手を敬いながらやんわり断るために、“したいけどどうしてもできない”と理由を付けて説明しましょう。

Oh…OK! I see.(あぁ、そうだ。わかりました!)

うっかり忘れていたことを教えてもらったり、説明を受けたときに使えるフレーズ。「I understand.」と言いたくなりますが、「I see」のほうが自然でよく使われます。

I appreciate your feedback.(ご意見ありがとうございます)

自分のプレゼンや書面に対してアドバイスや反応をもらったときは、「feedback」を使ってお礼を述べましょう。私たちがよく使用するフィードバックと意味合いはほぼ同じです。

アレンジ自在!知っておくと便利な文法3選

Thank you for~~(~してくれてありがとう)

日本と同じように、アメリカでも感謝の言葉はたびたび使用されます。円滑なコミュニケーションのためにも知っておきたいですね。

<例文>

・Thank you for your thoughtfulness.(ご心配ありがとうございます)

・Thank you for your time.(お時間をいただきありがとうございます)

・Thanks for your understanding.(理解してくれてありがとうございます)

Let me~(~させて)

「○○させてください」という意味ですが、より要求の意思が強いシーンで用いられます。「me」のあとには、動詞の原形をもってきましょう。

<例文>

・Let me ask you something.(質問させてほしいのですが…)

・Please let me use your restroom.(トイレを使わせてください)

・Let me think.(考えさせてくれよ)

Supposed to~(~するはず/~することになっている)

自分の予定を話すとき、ルールを説明するとき、世間一般の常識や認識を説明するときの3つの意味で使用できます。とくに、自分のスケジュールや約束事について話すときに重宝します。

<例文>

・I’m supposed to go to shopping with mom soon, but my bus is not coming yet.(もうすぐママと買い物に行くことになっているのに、バスがまだ来ていないの)

・Wasn't it supposed to be sunny?(今日は晴れるんじゃなかった?)

・You’re not supposed to make this.(これを作るのは禁止されています)

万能フレーズをアレンジしながら英会話を楽しもう

意外にも、ネイティブが使っているフレーズは私たちも知っている簡単な単語を組み合わせたもの。アレンジも効くので1つのフレーズを覚えると、さまざまなシーンで英会話を楽しめます。ときには言い間違えてもOK。まずは、自分の気持ちを英語で口に出すことから始めてみましょう!

この記事の執筆協力

執筆者名

山本 杏奈

執筆者プロフィール

金融機関勤務を経て、フリーライター/編集者に転身。現在は企業パンフレットや商業誌の執筆・編集、採用ページのブランディング、ウェブ媒体のディレクションなど、幅広く担当している。

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